パンツの生地・素材はたくさんありますが、ある程度、おおざっぱに分類できます。

「パンツの生地・素材」

パンツはほとんどがいくつかの素材が組み合わさって作られています(コットン95%、ポリウレタン5%など)。それぞれの素材に特徴があり、いい部分も悪い部分もあります。素材を2つ以上組み合わせることにより、その素材の悪い部分を補完し合って、履き心地のいいパンツや耐久性のあるパンツなどが作られています。

 

コットン(綿)

伸縮性 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
耐久性 ★★★★★★★★★★
吸汗性 ★★★★★★★★★☆

天然素材。肌触りが良く、いろんな衣服に幅広く使われている素材です。
保温性に優れており、寒い季節には下半身を温かく包んでくれる。
耐熱性に優れています。
強度があるので繰り返しの洗濯にも強いです。漂白にも強いです。
染色性に優れているため、いろんな色で着色でき、デザインの幅が広いです。
縮みやすい特徴があります。

パンツではコットン100%で使用されるよりは、コットン+他の化学繊維で使用されることが多いです。化学繊維と組み合わせることにより、伸縮性がないという生地自体のマイナス部分を補っています。

ポリウレタン

伸縮性 ★★★★★★★★★★
耐久性 ★★★★★★★☆☆☆
吸汗性 ★★★★★☆☆☆☆☆

化学繊維。
伸縮性がきわめて大きく、繊維自体がゴムのように何倍にも伸びます。
非常に伸縮性に優れた素材、「スパンデックス」はポリウレタンで作られています。
繊維の重量が非常に軽いのでパンツの仕上がりも軽くなります。
ポリウレタン素材は、空気に触れたり、紫外線を浴びることなどにより化学反応を起こし、徐々に分解されて劣化する素材です。3年〜5年程度で劣化します。

ポリウレタンは主にコットンや他の素材に5%〜10%程度を混合し、パンツ自体に伸縮性を持たせている。

 

ポリエステル

伸縮性 ★★★★★☆☆☆☆☆
耐久性 ★★★★★★★★★★
吸汗性 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

化学繊維。
コットンのような機能+シワになりにくく、型くずれしにくい特徴を持つ。
熱に強い。
強度が強く、非常に丈夫です。そのため繰り返し洗濯しても長く使えます。
速乾性が高く、洗濯をしてもすぐに乾きます。
吸汗性は低いですが、パンツはすぐに乾きます。
静電気が起きやすい。
毛玉ができやすい。

 

ナイロン

伸縮性 ★★★★★★★★☆☆
耐久性 ★★★★★★★★★☆
吸汗性 ★★★★★★☆☆☆☆

化学繊維。
速乾性があるのでパンツはすぐに乾きます。
繊維の重量が非常に軽い。
シルク(絹)のような風合い。
弾力性に優れいています。
繊維の復元性が強いため、シワになりにくい。
薬品やカビ、菌に対する耐久性があります。
静電気が起きやすい。
熱に弱い。

 

スパンデックス=ライクラ

伸縮性 ★★★★★★★★★★
耐久性 ★★★★★★★☆☆☆
吸汗性 ★★★★★☆☆☆☆☆

Expand(伸びる)が語源で、伸縮性に極めて優れています。
ポリウレタンから作られています。
「ライクラ」 と呼ばれることもあります。
繊維が強く、老化しにくいです。

一般的にはコットンなどに混紡して使われています。少しの混紡でも特性をキープし、すぐれた伸縮性を発揮します。

 

レーヨン

伸縮性 ★★★★★★☆☆☆☆
耐久性 ★★★★★☆☆☆☆☆
吸汗性 ★★★★★★★★★★

再生繊維の化学繊維です。
吸汗性に優れています。コットンよりも優れており、化学繊維の中で最も吸汗性に優れています。
光沢・ドレープ感があり、見た目がシルクのように美しいです。
(「レーヨン」はフランス語で「光源」という意味)
さらりとした履き心地です。
染色性がよいので、いろんなデザインのパンツを作れます。
熱に強いです。
水に濡れると強度が弱くなります。
シワになりやすいです。
縮みやすいです。
摩擦に弱いです。